2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

それはそれとして

「やれやれ」は1回だけだが「それはそれとして」は多用されている。つまり著者はこの本のファンであるにちがいない。いや、いい意味で。つまりこういうことだ。この小説を一言で書けばこうなる。間違いない。 確かに、この世界は狂っています。あなたにとっ…

この小説はなかなか悪くない

斎藤美奈子さんも褒めてます。(朝日新聞2010年4月17日朝刊「第3巻を読んで」)から 150ページすぎで「えっ、そっち!?」と思ったが、読者の希望にピタッと沿った注文建築なみの親切設計。究極の純愛小説はお伽話に限りなく近づく。っていうか、これはもう神…

もし私が間違っていなければ

まだまだお話はつづくんじゃないの。だって安っぽいアメリカTVドラマのような伏線を張りまくり。(なんという悪口満載)

光は間違いなく出典はここ?にある♪

やれやれ、は一回だけ。(P387)以上!

finalventが指摘していること

書評 1Q84感想、補足 極東ブログから book1とbook2でも思ったが、春樹文体に微妙な、ある意味で大きな変化があり、見解によっては、悪文としてもよいと思うのだが、全体の美文のトーンに調和していてなかなか指摘しづらい。批評家が誰も指摘してなさげなのは…

二つの月が浮かんでいるわけはない

古来、日本人は月が好きな民族ではあるが、ことさらに月の魔力、たとえば満月と人間の異常なふるまいの関係を強調しすぎるようなスタンスはファンタジーを超えてオカルトの領域だろう。自身の影響力の強さに対する……以下略w 物語の最後「三つの月が出ている…

今回は自殺者はでないけれど

毎度、多くの犠牲者を出す著者にしては珍しいことだ。ベストセラー『ノルウェイの森』にいたっては、4人(男1女3)も自殺してしまう。かつて拙レビューで「若くて綺麗な子がセックスもあまりしないで死んでしまうなんて、もったいなさ過ぎる。自殺者が毎年3…

登場人物に魅力を感じないのに

どうしてこう面白いんだろう。さすが稀代のストーリーテラー。しかし、キャラクターには共感できなかったし、それゆえ感情移入もできない。唯一人、この巻での狂言回し役である(それは醜男と相場が決まっている)牛河は上手く描かれているが、最後があれで…

1Q84 book3 (村上春樹)

1Q84 BOOK 3作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04/16メディア: ハードカバー購入: 70人 クリック: 2,125回この商品を含むブログ (644件) を見る

0・ヘンリ「運命の道」を読んで(24歳の日記から)

Titterで「人生は判断と覚悟の連続だ。」という若者のツイートに、つい「と、思ったら大間違い(笑)「運命の道」(O.ヘンリー)を読もう。」とリツイートしたら、速攻「1冊の小説を根拠に全否定されるんですか?」と返されてしまった。そりゃそうだよね。説…

一円たりとも「子ども手当」がパチンコ代に消えないように。

子ども手当応援団 通信 Vol.01 - DEMEKEN これ、いいよね。 2兆円を単なるバラマキに終わらせるかどうかは、支給された家族の使い方 にかかっています。これだけ大きな政策を、評論家の立場で賛否を論じてい る段階ではありません。家族・地域・産業、それ…