ラララ(昔の)科学の子、立花隆。

吉村隆明(86歳)がもはや科学(出身)者ではない、ということは既に多く語られている。
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/319.html
「爺、老いたな。」という以外の感慨はない。中曽根御大(93歳)も含めて、先に亡くなった「日本原発の父」の長男(つまり原発の孫w)正力亨(92歳没)と同様、早く逝って欲しいと願うのみだ(暴言)。

さて、立花隆(71歳)である。世代は一つ違うがほぼ同類の認定をせざるを得ない。
立花隆 推薦!ホーム原発|ネオ・ビジョンかわら板
原発の重大事故は人為的操作ミスでのみ起こるはずであった - 構造を理解しよう,物語を語ろう
その最新版が、週刊文春(9月1日号)「私の読書日記」から

しかし、フクシマで(と、あえて片仮名で書くのがこの文章の特徴)起きたことは、第一世代第二世代の古い原発マグニチュード9.0という史上未曾有の災害が襲いかかったときに起きたことで、現代の最先端の原発(「いま第三世代半まできている」と立花は言うw)では決して起こりえないことはすぐわかる。

あのねえ。百歩譲って、いま稼動している原発が全てキミが言う「最先端のw」原発だとしよう。しかし、その「原発事故のリスク」だけが「脱原発」の根拠じゃあないことを、今や国民の多くが知ってるのだよ。3つだけ挙げとこうか……。
1)ウランは希少資源であり、高速増殖炉は実用化不可能。プルサーマルも持続可能性は極めて低いこと。
2)核廃棄物の処理(高レベルであれ低レベルであれ)に、解決方法が全く見出されていないこと。
3)原発作業者に対する非人道的ともいえる労働安全衛生上の問題(最新版@現在進行中の事例)を看過できないこと。

原発と原爆は違う」(当たり前)「原発で死んだ人は少ない(他の発電方法と比べて)」という人が時々いるけど、チェルノブイリの事故で何万人死んだか知ってるの? ましてや全く別のインフラ領域、交通機関(航空機や自動車)と比較してるバカにいたっては何をか言わんやw

話を戻そう。吉本も立花も自分たちが物心ついたときの「コントロール可能な(願望)巨大技術」に心酔し過ぎている。古いよ、古すぎる。そこにかける時間と予算があったら、もっと別の新しい分野に投資すべき科学技術・建設工学はいっぱいある。それがもう年寄りには分からないんだろうなあ。あーあ。