自殺報道は、慎重に。

というか、“やめなさい!”と。
WHOのの自殺報道に対しての勧告をしらんのか? と。
http://www.ncnp-k.go.jp/ikiru-hp/manual/whoguide.pdf
18ページから21ページまで。

○ 報道がするべきこと
・事実を提示する際は,ヘルスケアの専門家と協働する
・自殺が「成功した」という表現は用いない
・関連するデータのみを提示する
・自殺に代わる別の問題解決の選択肢があることに情報提供の重点を置く
・電話相談や地域資源の情報を提供する
・自殺のリスク要因や警告のサインを提供する

○ 報道がするべきでないこと
・写真や自殺の手記(遺書)を掲載あるいは出版しない
・方法の詳細を伝えない
・自殺の理由を単純化して伝えない
・自殺を名誉あるものとして報じたり,センセーショナルに扱わない
・宗教的/文化的なステレオタイプを用いて説明しない
・自殺(者)を非難しない

全然、守ってないじゃん!(驚怒)

いや実は僕も、11月末の「朝生」で宮崎哲哉が

日本は自殺報道の3流国だ。WHOのマスメディアの自殺報道に対する勧告を無視しているどころか、正反対のことをすべてしている。

と発言したのを知らず、精神科医の最上悠先生のメルマガで知っただけですが。
最上さんも、こう書いています。

私が驚いたのは、そんな勧告があるというこではなくて……そんな勧告さえをも番組に出演していた知識人の多くが把握しておらず、マスコミ当事者たちが聞きながら驚いていたという光景でした。

これでは、“マスコミ報道は「事件の重大性」よりも「その日のニュースの量/紙面構成」に大きく左右される”とか、“「そんなこと言ったって、子供の自殺が増えようが、マスコミなんて派手にガーン! とセンセーショナルに子供の自殺を扱って視聴率が上がらなと困るわけでしょ!?」(田原)”と言われても仕方がないですなあ。つことで、ただちに止めなさい(まじで)>各位。