テレビCM崩壊? あ、ほうかい(笑)

『テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0』(2006翔泳社Joseph Jaffe, 織田 浩一)
ミクシのレビューに置いておいたんだけどURLをユニークに出来ないので再掲。

さとなお氏wrote;

これを読んで「へー」とか言っているプロがいるとしたらかなりヤバイ。

いちおう私もプロの端くれなので読んでみた……。 全部知ってたな。予感はしてたんだけど、実は。 知ってることをわざわざ本を読んで確認する必要はないよねー

あらかじめ言いたいことがあって、それに合った事実を列挙しているだけなので、何の実証にもなっていない。もちろん学術本でないので、それはそれでかまわない。

しかし、マーケティングの本というのが最新事例を並べるだけで「一丁上がり」という典型なのは仕方のないことなのだろうか。真のビジネスマンたる、プロのマーケッターは、きっとこの先の「仕掛け」を自ら考えているのだろう。

「できるひとはやる。できないひとは教える」という格言がありましたな。

笑ったのが、P203。

エリクソン社のテレビCMもまたひどい。すばらしい解像度のイメージを携帯電話に映し出しておきながら、テレビスクリーンの下に小さく「想定イメージ」と注意書きを入れるのである。実際にこの携帯電話を購入したので言わせてもらうが、液晶の画質は最悪だ。

テレビCMで商品買ってんのお前じゃん!

もし仮に、CM見ずに買ったのだとしても。
(1)netで評判も確認せず、 (2)店頭で実機も手にしないで、
買っちゃうってのは全然「賢い消費者」ぢゃないよね〜