F1“鈴鹿”日本グランプリの視聴率は9.2%

テレビ朝日で放送していたパリーグプレーオフは6.8%で、同時間帯に放送していた番組の中では最も高い視聴率だったのだが、やはりシューマッハのリタイアの影響もあるのだろう。しかし、ファンとしてはいかにも低い数字だと残念に思う。翌日夜の「総合格闘技HERO'S」が14.6%だから、せめてそれくらいはいって欲しかった。

これで一旦、鈴鹿20年の歴史に幕が下りる。日本のモータースポーツにとって多大な貢献があったことは事実だが、問題点も少なくない。そのうち、最も惜しむべきなのは「フジテレビ」の冠だろう。日本グランプリ (4輪) - Wikipedia

初年度の1987年にスポンサードをつけようとして断念、翌年から局のイメージUPに繋がるとして継続してきた結果、世界最大のモータースポーツの祭典が、1民間放送局のイベントに成り下がってしまったことは否定できない。最後のGPで今さら「エビちゃん&モエちゃん」ではないだろう? と感じたファンは多いのではないか。

個人的な願望を言わせてもらえば、孫さんが冠を取るべきでしたな。「ソフトバンク・F1日本グランプリ」。(ボーダーフォンはワールドワイドのF1スポンサーなのでサーキットの看板を換えることはできないのだ)まあ、裏で自分のチームがベースボールしてるから無理な話だったか。

最後に一言。アグリ監督が「来年必ず鈴鹿に戻ってくる」とコメントして、なんとアナウンサーもそのまま繰り返して番組をしめた。おいおい、生放送なんだから間違えるなっちゅーの。

『Number 永久保存版「F1鈴鹿」 20年の軌跡』 - BOOK DARTS