間違いだらけの「テレビCM崩壊」。

第一章のPDFのダウンロードだけ読んだ。ああ、よかった買わなくて。

理由はこれ⇒(テレビCM崩壊、読了断念: DESIGN IT! w/LOVE)とはちょっと違っていて、これ⇒(http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/825dbe98321d601acac059fbe18cb613)とか、これ⇒(http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/08/07_061846.html)と関連が深い。

「狼がキタ━!」と叫ぶ少年にも似て、ちょっと【 naive 】無邪気な; 単純な; 初心者すぎるきらいがある。
もちろん、業界に身を置いている者として「狼がいない」とも「狼が来ない」と言うつもりはいない。でも、どちらかというとそれは「飼いならすことができる犬」だと思うな。怖がってばかりでどうする。

よくある間違い。amazonは「ロングテール」、Googleは「web2.0」。それはそうだろう。だか考えて欲しい。amazonは“Small businesses”だろうか。Googleが“mini-media”だろうか?
まぎれもなくamazonは“BIG Businesses”であり、Googleは“Massmedia”なのではないだろうか。そもそもビジネスはビッグなもの(または、になろうと指向するもの)なのに。

なぜamazonbk1が勝てないのか? mixiGREEよりエライのは何故か。ユーザーが多いからだ。ビルコレというサービスがあって、要は「amazonmixiを足して2で割って(さらに1/1000を乗じて)みた」ようなサイトだが(失礼!)※太田社長のことはよく存じ上げているし悪口を言うつもりはまったくない…… これは苦労しているだろうな、と思う。

今さら天野祐吉先生の言葉を引くのも何だけれど。

「世間の話題になんかならなくても、その商品を買いたいと思っている人にだけ広告は届けばいいのだ」という人がいますが、それは大間違いです。いまそれを 買いたいと思っている人にだけ届くのでは、広告はまったくペイしない。

そりゃそうでしょう。だって「広告」とは、広く世の中に知らせること。なんですもの。