「入籍」という言葉は間違い? ですが……。

まともなメディア(NHKや新聞社・通信社など)は普通「入籍」という言葉は使わない。使うのは主にスポーツ紙、芸能誌、週刊誌などである。
ダルビッシュ&サエコが入籍
オリコンの、ばーか!w と思って記事を読んでみると、

お互いのブログで「11月11日に私達は入籍しました」と公表した。

ソースが誤用しているんだからしょうがないな、と(笑)

結婚すると「入籍」とはなぜ??から

――古い「家制度」の考え残す言葉/女性ばかりに使われ/安易なマスコミ報道も問題――
そもそも「入籍」とは、「家制度」があった戦前の民法の観念で、女性が男性側の家の籍に入る(嫁入りの)意味で使われた男尊女卑の思想を具体的表現する言葉である。男女平等の憲法下の現在の戸籍法では、未婚の男女が結婚した場合、2人で新しい戸籍が作成されるので、本来は「入籍」は男女どちらにも使える。

を。ということは、ダルちゃん達は正しい使い方かもねー(「私達は」と言っている点で)。「新しい籍を作って、入籍しました」だから。でも、本来は『新籍』が相応しいのではないだろうか。わたくしの好きな結婚式の祝辞に、「今日からあなたたちが作っていく家庭は、今まであなたたちが生まれ育った家庭よりも大切です」というのがある。そうやって人はみな幸せになっていってもらわないとー

よく「互いに良きパートナーとなって…云々」というスピーチもあるが、これは好きではない。なぜなら「パートナーシップ」というのは解消しうる関係でしかないからだ。互いのメリット・デメリットを勘案して予測して、どうのこうの……。

本来の家族である「親子の関係」は選べない。ところが「赤の他人を自分の家族として『選んで』新しい家族を作る」というところにこの制度というか、仕組みの凄さがある──。おー、まさにその意味でもダル君サエコさんは素晴らしいではないか!w

Touka's BBS(2007年03月04分)から

人生は有限で、だから順列組み合わせで世界中の人間との相性を試してみたあとで一人を選ぶ、なんてことはできない。だから、ただの偶然をただの偶然だと知りながらそれを運命とする心の働きに人の世の美しさがある。

 新籍、おめでとう!

☆華はな さん、結婚おめでとう!(2008-06-10追記)