今週の「これは面白い視点だー」

かんべえの不規則発言から

「この20年ほどの間で、世界で誕生した新製品や新サービスのうち、日本とアメリカ以外の国で誕生したものって、何かありますか?」

アメリカ発の発明というのは、山ほどあるわけですよね。i-podでもamazonでも何でもいいのです。別段、めずらしくもない。エジソンの昔から、新発明といえばアメリカ発が普通なのであります。が、日本の発明というのも少なくない。ハイブリット車とか液晶テレビとか、おそらく家電関係を探せばゾロゾロ出てくるでしょう。インスタントラーメンとかカラオケとか、妙なものもあります。仮に、これらの「日本発」新製品がすべてなかったとしたら、世界は随分さびしいことになっていたでしょう。
(中略)
〇ともあれ、日本が生み出した発明・発見が諸外国に比して相当な数であることは、間違いないと思うのです。そこで次なる疑問は、日本が新発明、新発見をバンバンできたのは、ここ数十年に限られた現象なのか、それともある程度、構造的な理由があるのかという問題です。換言すれば、今後もこの調子で創造性を発揮し続けることができるかどうか。さあ、これは難しい。

〇かんべえの仮説は、日本社会にはもともと、個人や組織が創造性を発揮しやすい恵まれた条件が備わっているんじゃないか、というものです。この問題に関しては、世間の多数派の方が勘違いをしていると思いますぞ。

こーゆー逆説的な意見を述べる(述べられる)人には、センスを感じます。