NHK「気になる言葉」から

http://www.nhk.or.jp/kininaru-blog/
今は大相撲中継をやっているので休止中だが、総合テレビ「お元気ですか 日本列島」内のコーナーが「ことばおじさんの気になる言葉」だ。

「言葉は移り変わっていくもの」というのを前提にしつつも、「そもそも語源はなんだったのか」、「今、実際にどういう使われ方をしていくのか」、そして「これから、どうなっていくのか」「どういう言い方がいちばん適切か」ということを実に分かりやすく説明している。私は、この番組の調査・製作・放送のためだけに受信料を払ってもいい、と断言したい(笑)

さて、本題。
12/15日(木)放送分「 様? 殿? 」から
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2005/12/1215.html(※リンク切れ)

手紙の宛先を書くときに、“○○様”、“○○殿”のどちらを使おうかと迷ったことはありませんか? 「様」は男女を問わず目上目下の関係もなく使える敬称です。では、「殿」はどうでしょう。
(中略)
今では一般的に「様」を使えば間違いはないでしょう。しかし、役所や会社などの公用文には「殿」を見かけますよね。目上目下に限らず「殿」を使うことが明治以来、慣例となっているためです。しかし、「様」が一般的になってきたことから、最近では「殿」から「様」にする自治体も、増えてきているようです。しかし例えば、”知事様“のように役職名に「様」は違和感があるため、役職名にもつけることの出来る「殿」が、「知事殿」の例のように、公用文などでは使いやすいのかもしれませんね。

個人的に気になるのは「生き様(いきざま)」という言葉。
もともとは「死に様」とか「ざまあみろ」とか悪いケースでしか使われていなかった気がする。
なんか品がないというか、一億総長渕剛化というか(笑)
もう定着してしまった言葉かもしれないけど、少なくとも私は使わない。