切込隊長の正しい理解

最近よく若い人(学生さん)たちから
「放送と通信の融合についてどうお考えですか」とか、
「テレビはなくなるんでしょうか?」なんて聞かれることが少なくない。

切隊さんのblogに、昨今のテレビとnetをめぐるメディアの状況が見事に整理され、論評されている。
これを普通に「です・ます」調、あるいは「である・だ」体に直して、自分の言葉で話せれるようになれば、ほぼ完璧だろう。

http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2005/11/22_235956.htmlから

大前研一氏の老人力が上がっている
 凄いパワーアップしていて驚いた。


http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/414780
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/12/


 何と言うか、麒麟が老いて駄馬という気もしないでもないが、これだけ全方向に対して救いのない記事は素晴らしいと思う。以下、雑感。

 その下に続く「雑感」がすばらしい。
(リンク先は読む必要ありません)
 以下、要約。

●地上波テレビ局の代替として、ダウンロード型端末(iTunesなど)が取って代わるということにはならない。スポーツとかバラエティのような、即時性を必要とされるコンテンツを流す媒体としての地上波の役割は当分続く。大画面・自宅という環境であれば地上波のほうがnetのブロードバンド放送より配信コストが(受信者にとっては)安い。

楽天はネットワークの会社ではなく金融会社。TBS買収は、ある種打ち上げ花火。実態のある実業が欲しいだけ。

アメリカで普及し始めたTivo(DVRみたいなもの)世帯利用20%、という数字は視聴率ではなく、単に1ヵ月に一度以上Tivoを利用した人の割合。視聴者がCFをカットしてればスポンサーは広告費を払わないという話は、録画された場合であり(特に日本での)番組販売の指標GRPとは何の関係もない。

●今の、ライブドア楽天は「光通信(かつてバブル時代に携帯電話販売からnet事業に参入しようとして失敗)」のように潰されるかソフトバンクのように生き残るかの瀬戸際であり、基本的に儲かると踏んでいるから投資をしている。逆に、市況が悪くなったら二度とこんなチャンスが来ないかもしれないと思うから博打を張っている。

そうそう。そのとおり(すがりのコメント集でした〜)ちゃんちゃん。