広告業界は「製作」ではなく「制作」と表記するという件について

 辞書を引いてみましょうか。

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せいさく【製作】
(1)物品・作品・道具などを作ること。
(2)映画・演劇・番組などを作ること。プロデュース。
「―者」「娯楽番組を―する」

せいさく【制作】
芸術作品などをつくること。
「彫刻を―する」「卒業―」

(goo辞書 三省堂提供「大辞林 第二版」より)


 映画やテレビ番組のクレジットでよく「製作著作 ○○○」と表記されるので、広告クリエーティブに関しても「製作」を使うのだろう、と思っている学生さんが多いようです。
 たしかに上記の例でも、広告「製作」が間違っている、ということは言えません。

 ですが、広告会社においては通常「制作」を使用しています。
 別に広告作品が芸術であると考えているわけではありません。(それは、大間違いです)
 しいて言うと、広告を実際に「作っている」のは社外のプロダクションであり、広告会社のクリエーティブはそのアイデアを「頭の中で考える」という点において“衣”つきではない「制作」を使うのだと思われます。

 別にたいしたことではありませんがネ。