「すごい+名詞以外」が、すごく気になる。

【気になる言葉】

「すごい好き」
「すごい嬉しい」
「すごい大きい」
「すごい多い」……

 最近、テレビのインタビュー(若いスポーツ選手とか)でよく聞く。


 正確には、

「すごく好き」
「すごく嬉しい」
「すごく大きい」
「すごく多い」──

 だろ! と思う。


 そもそも「すごい」は形容詞で、「すごく」は副詞なのだから。
「すごい」に続くのは本来、名詞であるはず。形容詞や形容動詞を修飾するなら
副詞である「すごく」と使用すべきなのではないだろうか。


 ただ、語感としては確かに「すごい」のほうが「すごく」より
“あいまい”というか断定的な感じが少ない気がする。
 おそらくそれが多用されるゆえんではないかと想像する。


 実際、単純にGoogleで「すごい」と「すごく」の検索結果を見てみると
>すごい の検索結果のうち 日本語のページ 約 6,290,000 件
>すごく の検索結果のうち 日本語のページ 約 3,340,000 件
 これくらいの差がある。前者のほうが使用頻度が高い、ということ。


 でも、若者言葉(←オヤジ語!)で
「これって、すごくない?!」とかは言っちゃうんだよね。
 すごい不思議だw……


 あ、いま気が付いたこと1点。
「すごく緊張した」というとき、
「緊張」は名詞だから「すごい緊張+した」となるのかな?
 でも(ぐるぐるぐる〜^^)その場合は、やっぱり
「すごい緊張“を”した」なんだろな。


 オヤジモード全開の【気になる言葉】でした〜