「心理テストはウソ」でした。レビュー(続き)

http://www.review-japan.com/factory/p.html?AID=1046&MODE=3&ID=39664&GENRE=の続き

 著者の村上宣寛教授は、わが国唯一といっていい包括的な心理テストの教科書
「臨床心理アセスメントハンドブック 」の著者でもある。
http://www.bk1.co.jp/product/2480167

 エピローグも紹介しよう。

リクルートのSPIの半分は学力検査問題で、高得点の人は、当然、中学校、高校の成績が良いだろうが、会社に入って何ができるかはわからないな。SPIの高得点者が会社に入るとスゴイ仕事ができるということがあればいいんだが、ほとんど証拠はないな」
「ええっ。そうなんですか」
「そうなんだよな。専門的には妥当性研究をしないといけない。さすが、リクルートは研究はしているようだが、はっきりした証拠はないな。ものすごーく低い関連性くらいならあると思うが。そんなもの、公表できないよな」(中略)
「じゃあ、なんで、そんな適性検査を入社試験に使っているんですか」
「さあ、聞いてみないとわからんが、たぶん会社がお金持ちなんだろう。一人4000円だから、ものすごいお金だね。オレの5因子性格検査なんか500円なんだけどね。それと、やっぱり人事部が馬鹿だからだと思うな。根拠もない適性検査を他の会社がやっているから、自分の会社でもやろうというのはどう考えてもおかしい。やっぱり自分の会社にどんな人材が必要かは、自分で研究しないといけない」

 まあ、得意先の馬鹿息子を落とす(失礼!)言い訳には使えるのかもしれませんがネ。
 心理学の権威に、馬鹿って言われてますよ〜w>採用担当者各位