気になる「ヶ月」表記

 これって、たぶんパソコンの文字変換ソフト(要するにMS-IME)のせいだと思うけど、Googってみても明らかなように──。

「ヶ月」……6,970,000 件
「カ月」…… 960,000 件
「か月」…… 565,000 件
(2004.12.14 時点の検索)

と、圧倒的じゃないかー。

 でも「ヶ月」って戦前の表記なんですよね。以下NHKのサイト
http://www.nhk.or.jp/bunken/yougo/b3396-j.html#006から↓

          • Original Message -----

 数詞に続けて物を数えるときには、昔は「五ヶ所」「五ヶ条」のように小さく「ヶ」と書くことがありました。また、固有名詞の場合にも「駒ヶ岳」「槍ヶ岳」のように書かれます。これらは、一般的にはカタカナの「ケ」を書いて、カまたはガと読むのだと意識されているようですが、本来はそうではありません。
 「ケ」はカタカナの「ケ」ではなく、漢字の「箇(カ)」の略体「个」または「箇」のタケカンムリの一つを採ったものが符号的に用いられてきたものです。したがって、【戦後の公用文や教科書などでは「ケ」を使わず、「か」を大きく書くことで統一されており】※Bloger注【強調】


 で。NHKは「か月」を使用しているんですが、多くの新聞社は「カ月」を使ってます。僕が所属する広告会社でも「カ月」を採用していますし。

 ところが冒頭に述べたように、結構社内文書でも「ヶ月」を見かけるんですよねー、これが。
 ヒドイのになると堂々と「広告表現」に使ってたりする。特にNTTドコモなんか、webサイトやカタログまで「ヶ月」表記。
http://www.nttdocomo.co.jp/teledens/
 今度、リワインドの友原社長に会ったら言っておこう(笑)

 関連URL
http://mscw.msec.ne.jp/ytv-cgi/announce/kotoba/back/1101-1200/1151.html#3